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アイスハート

あの時、凍った私の心。炉心溶融。人を愛す心はいつ溶るのか。傷だらけの一片氷心の日常。

MIDORIのスチームパンクな真鍮製の定規に一目惚れ

文房具 文房具-デスク雑貨

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最後に定規を使ったのは、いったいいつの頃だっただろう。それくらい私にとって定規は、身近なようで身近でない存在でした。

現に私がペンケースにしているステッドラーのロールペンケースの中には、いつ買ったものか、もう覚えていない在り来たりのコンビニ定規がずっと常駐しています。それも、活躍の場が一切無いまま。

というか、そんな事すらも忘れていたのですが、先日、通勤途中の駅の近くに最近出来たいい感じの文房具屋さんをブラブラと歩いていたところ、とある定規に一目惚れをしてしまったのです。

出会いは突然に、一目惚れした真鍮製の定規

その日はいつもは行かない書店でIT系の本を漁りた後、たまたま普段は通らない地下街に足を運んでいたのですが、これが運命の分かれ目でした。

そこは主にノートカバーやパスケースなどを扱う、ちょっとレベルの高い文房具屋さんならありがちの「いらっしゃいませ」のトーンが無印良品の店員さんのような、ちょっと上品な雰囲気が漂う空間で、無印良品好きな私はその奏(かなで)に惹かれて入店。

こじんまりした空間でしたが、大衆量販品のような文房具はほとんど置いておらず、珍しい文房具に目移りしている時、ふと目に飛び込んできたのが、この記事で紹介する真鍮(ブラス)製の定規でした。

一期一会とは言いませんが、こういう突然ピンとくる道具と出会えるため、外に足を運んで適当にブラブラと店から店に足を運ぶ事はやめられません。

真鍮の魅力

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どこか懐かしく、愛着を持って使い続けたくなる真鍮の佇まい。長く使い続けることによって、経年変換により素材の質感が変わり、かけがえのない道具になります。
【出典】真鍮定規に付属していた台紙より

いや、こんな謳い文句、買いますやん。」という話しです。しかも値段も1000円弱と、それほど高くない。

先日、メタルな付箋ことブックダーツを購入した際、中でも真鍮(ブラス)という素材は程よいアンティークさというか、スチームパンクのような雰囲気が感じられて、こういう道具(ツール)を集めてみたいと考えていたところでした。

そこに不意に飛び込んだ、真鍮製の定規。ハッキリ言ってドンピシャでした。

若い頃はシルバーが好きだった

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ABOUT BRASS PRODUCTS
使う人、環境によってひとつひとつ変化が異なる真鍮は、使い込むことによって生まれる独特な味わいが魅力です。(中略) 真鍮ならではの味のある素材感を楽しんでください。

若者にありがちかも(私だけかも)しれませんが、昔は貴金属といえばシルバーが好きでした。それはゴールドの色合いは(偏見かもしれませんが)B-BOYのようなイメージがあり、あまり好む色ではなかったからです。

しかし歳を重ね、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を読み、暗闇に溶け込む光を吸収する色の一つが金であると知り、若い頃の薄っぺらい考えは吹き飛びました。(ただし、ギラギラとした金色は今でも好きになれませんが。)

そういう訳で以來、時を経るたびに徐々に変化しいていく、革素材やこういった真鍮のような素材は大好きになりました。

ユーザライクな配慮が成された設計

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ここまでが真鍮製の定規に惚れた経緯と背景でしたが、実際に手に持ってみると地味に使い手の事を考えた抜かりの無い設計になっている事に気付かされます。

それが、目盛りの反対側にある僅かな立ち上がり加工。

この定規の台紙には「インクペンでも線が引きやすいように片側を少しだけ立ち上げました。」と書かれているのですが、インクペン云々とかはどうでも良いのです。

本当に地味かもしれませんが、机上で使用したあと、目盛りの反対側を押すと簡単に定規をサルベージできるのです。こういう配慮が成された定規は今まで使ったことが無かったため、買った後に初めて感動した次第です。

ステッドラーのロールペンケースにレギュラー入り

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私が愛用しているステッドラーのロールペンケースのうち、長らくコンビニ定規が眠っていた収納部分にレギュラー入りとなりました。

あまり仕事柄定規を多用することはありませんが、金属製なのでA3サイズの会議資料を綴じ込み折りする際に地味に便利です。

長く使えて変化を楽しむための真鍮素材、そしてそのための配慮、またひとつ良いモノを手に入れました

ここ数年、仕事道具は多少高くても、長く使える良い物を買おうと考えるようになりました。一昔前は安かろう悪かろうでも、とにかく価値より価格を重視していたものですが、最近ではそんな過去の自分は間違いであったと、常々思う昨今です。

このブラス(真鍮)シリーズ、定規以外にも筆箱など結構ラインナップが広くて、つい全部買い揃えて自分の手で育てたくなってしまいます。

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