アイスハート

一片氷心で四季を巡る書斎ブログ

読書/書評-エッセイ

『旅をする木』星野道夫/時代を超えてアラスカから届く無職透明の手紙

本書に興味を持ったのは、仕事中に手持ち無沙汰で読んだ、とあるフォトグラファ(写真家)の死を悼む大手メディアのドキュメントからでした。 私は趣味の範囲で写真もやるので、時代が忙しなく流れ去る現代に於いて語られる、(私の)聞いたことがないフォト…

『陰翳礼讃』谷崎潤一郎/日本人なら絶対に読んでおきたい大文豪の随筆

谷崎潤一郎というと、本をあまり読まない人でもその名を知るほどの、日本を代表する大文豪です。 『陰翳礼讃』は高校の教科書に載っていた時期があるそうですが、残念ながら私の記憶にはありません。 先月に親戚一同が集まる日があり、その際に某自動車メー…

『不道徳教育講座』三島由紀夫/仰天する命題の連続、常世からの人間通信教育

恥ずかしながら、名前は知っていても、彼の作品を読んだことがこれまでありませんでした。 私が若かった頃は、ホラーやミステリーといったジャンルに趣味が偏っていたからだと思います。 ひょんな事から無性に三島由紀夫、という小説家が気になり、Wikipedia…

『運のつき』養老孟司/例外なく人はいつか死ぬ。死と人生について考えつめる。

先日実家に帰った際、本棚に積み上げられた本書『運のつき』が目に止まりました。 いつ購入したのか、読了したのかさえ怪しかったので、積ん読状態で放置されていたのだと思います。 養老孟司といえば、大ベストセラー『バカの壁』を思い出す人も多いと思い…

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